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キングサリが咲いた

DSCN3394.jpg4~5年前に霜にあててしまい、枯れそうになったキングサリを養生していたら、今年は花をつけてくれた。

甘く柔らかく心地が良い香りを、もう一度味わうことが出来、何事も諦めるなと言う教訓を、キングサリの生命力から貰った。

発見後半年を経た胃潰瘍の回復も順調で、体重は、44Kgをミニマムにして、最近は45Kgに増えた。

僅か1Kgだが、この年になっての回復力からは、1Kgと言う増加は貴重だ。 2年後の2025年には55Kgまで回復したいと、これからの日々も努力したいと思っている・

動物性たんぱく質を摂り過ぎたためか、血液検査の数値で、尿素・窒素の量が基準値よりは高くなっらことから、これからは肉類を減らし、大豆製品や魚類を多く摂ろうと思っている。

話は、マメ科の植物に戻って、キングサリは藤の花とは親戚なのだが、藤の花の様に大きな花房ではなく控えめで小振りなのが気にいって、鉢植えの纏足栽培で育てている。

キングサリの花言葉は、「さみしい美しさ」、「相思相愛」だ」だ。 年寄りになるとセンチメンタルになと言うが、私は、これからも今まで通り、陽気な美しさを振りまいてゆこうと思っている。

妻が、歩行訓練用のトレーニングパンツを試着した

DSCN3403.jpg存命中の母に贈る母の日の赤いカーネーションの花は、伝統の赤色のカーネーションから、最近は、水色のデルフィニウムに変わりつつあるようだ。

そんなことからか、嫁の一人が、妻が最近受け始めた訪問リハビリで、歩行訓練用として必要なパンツを、母の日に持参してくれた。

14日の母の日に嫁から妻に、散歩用のトレーニングパンツを贈られたものの、股下の調整が必要だったため、パンツの裾を調整して、本日、再持参してくれたのだ。

妻は今、週に一度、訪問リハビリ受けており、夏の間は、理学療法士と共に戸外で歩行訓練をするため、新しいパンツを模索中だったことから、貰ったパンツの履き心地と見栄えの良さとに、大層喜んでいた。

ここ一ヶ月くらいは、2000歩から2500歩程度の歩数でテストをし、来月からは3000歩から3500歩程度の歩数へと引き上げるプランだと聞く。

人は、加齢とともに腹部や下半身から衰え、特に歩行を司る下肢の筋肉の衰えと、免疫を調整する腸の機能の低下とかとが、加齢性の障害を齎すようだ。

リハビリが始って間もないのだが、指導する、孫のような理学療法士と共に、自発的に散歩を行うようになったことを、私は喜んでいる。

歩行訓練で、体力と気力とを取り戻し、2023年4月25日現在の日本の女性の最高齢者の、大阪府柏原市に住む、スーパーセンテナリアン(110歳以上の高齢者を言う)である、巽フサさん116歳には及ばないとしても、100歳以上の高齢者を指すセンテナリアンには、なってほしいと思っている。

蛇足だが、政府の発表よる人口10万人当たりの男女合計のセンテナリアンの数は、2022年9月16日現在で、72.24人だ。 因みに、約100年前の大正15年(1925年)の、同じ統計手法の数値では、0.39人と、一人にも達していなかった。

牡丹に想う

DSCN3401.jpg今日の札幌は、雲量は多かったが日陰がハッキリ残る良い天候で、番(つがい)と思(おぼ)しきモンシロチョウが、戯れていた。

蝶と言えば、花札では、猪・鹿・蝶で、一枚の絵柄の中に、蝶と牡丹とが描かれた札がある。 

我が家の牡丹は盛りを過ぎ、大きな花弁が、けだるそうに、ぼとり ぼとりと落ち始めた。

女性の美しい容姿や優しい立ち居振る舞いを表現する言葉に、都都逸では、「立てば芍薬座れば牡丹歩む姿は百合の花」と、牡丹を囃している。

そんな牡丹だが、実は、日本の三大怪談話の一つとして、四谷怪談、皿屋敷の怪談と並んで、落語でも「牡丹灯篭」として取り上げられている。 

三怪談は、ともに、恋する人に裏切られ、恨みを呑んで死んだ人の、すさまじい執念をとり上げた昔話だ。 この話を特殊な人の怨念話と聞き飛ばして良いものかどうか、最近迷っている

それは、日本人の多くが、韓流ドラマを好んで観るが、韓流ドラマは、強い執着心でしつこく復讐をするストーリーなので、その人たちの心の中には、三怪談の主役と脇役とのような、すさまじい執念が潜在しているのではと思うからだ。

これらの怪談話から、他人を、故意に押し退けてでも、自分の、社会的地位や経済的な財力を誇示したい人の多くは、執念深い人が多いと思うのは、私の飛躍した考え方なのかなぁ。

チューリップの花

DSCN3382.jpg51年前の今日は、アイスバーガー作戦を強いられ、この戦いで、行方不明者を含め、20万人余の、日本人の軍人や民間人が亡くなり、アメリカの軍政下にあえいでいた沖縄が返還され、沖縄県が誕生した日に当たる。

今日の散歩道で、戸建てのお宅の庭に、赤くきれいなチューリップが咲く花壇があったので記録した。 チューリップは、トルコからヨーロッパに広く広がった多年草の花だと聞いている。

チューリップが日本に伝来したのは、江戸時代後期に中国からだと言われている。 そんなことで、チューリップの和名は、中国語表記をそのまま当て、鬱金香(うっこんこう)となった。 

チューリップに纏わる話は、沢山あるが、皆、悲しい内容のものが多い。 特にトルコの話には、情熱の血が纏わっている。

話の概要は、 トルコのある町にフェルハドと言う男性が、シリンと言う女性を愛した。 然し、シリンを娶(めと)るためには、エルマの山を刳り貫いて、山の向こうから町まで水を引かねばならなかった。

懸命に山掘りをしていたフェルハドのもとへ、突然、シリンの死を知らせる悲報が届いた。

驚きと悲しみのあまり、フェルハドは、山を穿っていた斧を自分の体に振り下ろし、悲しみの血を流して死んだ。

その鮮血の中から、チューリップが生まれた、という話だ。

昔は、家父長制度や宗教上の戒律とやらで、当事者の自由に基づき結婚することは、洋の東西を問わず難しかった。

日本でも、異形の恋愛ではあるが、近松門左衛門の「曽根崎心中」等があるなど、同時代の外国と、ほぼ同じ環境だったが、1873(明治6)年には、妻からの離婚請求権が認められるなど、婚姻契約後の妻の契約自由の権利は、日本の妻の権利として、明治初年からは、多少は守られていたようだ。

昨今は、「自由を使う能力が無い人間」とサッカーのオシム監督が言ったように、多くの人たちは、自由の本質を理解せず、自由・自由と叫び、放縦な行動をしているように見える。  

孫家族が遊びに来た

DSCN3392.jpg広辞苑第七版を捲っていたら、両親の直系卑属の名称は、まず、子、孫、曽孫(ひまご)、四代目は「玄孫(やしゃご)」で、五代目、「来孫(らいそん)」、六代目は「昆孫(こんそん)」、七代目は「仍孫(じょうそん)」、八代目は「雲孫(うんそん)」に続くと、載っていた。

昨今の結婚年齢は、28歳前後が普通なので、三代目の曾孫が可愛い歳になるころの一代目は、90歳を超えてるから、玄孫にお会い出来るのは、120歳の大還暦頃になり、玄孫に逢うのは夢のまた夢でしかない。

先週末に、COVID-19予防のため、暫く帰省を控えていた孫夫婦と曾孫たちの家族4人が、規制が5類にバッタことから、在札の父(私の子)をドライバーとし、母をナビゲーターとして遊びに来た。

曾孫たちの成長は早く、第一子は、身長が、我が妻とほぼ同じ程で、自我も強くなっていた。 彼女からは、美味しい物を食べて長生きしてねと煽てられ、今はすっかりその気になっている。

身体によい食材の頭文字をまとめた言葉に、「まごわやさしい」と言うフレーズがある。 この内容は、「ま」は、(豆腐や豆類)、「ご」は、(ゴマ)、「わ」は、(ワカメや海藻類)、「や」は、(野菜類)、「さ」は、(魚類)、「し」は、(シイタケやキノコ類)、「い」は、(イモ類)を指すようなので、可愛い曾孫の意見を基に、「孫はやさしい」の頭に「ひ」を加え、「ひまごわやさしい」と変え、「ひ」は(ひき類)を食べ、彼女の希望とおり長生きしようと思う。

第二子は、小学校の中位学年であるにも関わらず、色紙を折る手作業が得意なのか、ブラックホールの様に輪に繋がれた折り紙の中心部に左右の拇指を挿入し、残りの指で周囲を下部にひっくり返すと、ドーナッツの様にになったり、ヒマワリの様になったりする、変わった作りの折り紙を作って持参して、私にくれた。

私が知っているマジック的な折り紙の帆掛け船とは、全く異なる折り方なので、珍しく感じるとともに、こんな、高等な折り紙の折り方を、私も習得したいと感心しつっ私の好奇心が燃え出した。

ところで、欲張りな一代目の私は、「年玉を孫に貰ひて驚けり」と呼んだ、俳人の相生垣瓜人さんのように、孫からは勿論、曾孫からも、お年玉を貰いたいと思っている。

赤いカーネーション

DSCF0784.jpg1980(昭和55)年の今日は、WHOが、「地球上から天然痘が根絶された」、と宣言した日だ。

また、日本では、本日零時から、所謂、新型コロナと言われる病状についての治療の取り扱いが、新型インフルエンザ等感染症法上2類の位置づけから、季節性インフルエンザと同じ5類に格付けされた日だ。

5類に格付けされたら、新型コロナの、病状等の名称を、国際標準名で表示すべきと思う。

理由は、今使っている新型コロナと言う名称は、それが、病原菌名の「SARSーCoV-2(サーズ コブ 2)」を、指しているものなのか、病状名の「COVID-19(コビッド 19)」を、表示しているものなのか不明確だからだ。

そんなことは、さておいて、連休の後半は、一組の息子夫婦が、その中ごろ、急に訪問してくれた。

急であろうが予約であろうが、身内が自宅を訪ね来てくれるのは、やはり嬉しい。

大きな相談事でもあるのかと思ったら、用件は母の日の赤いカーネーションの鉢植えを、よっこらしょと持参してくれたのだ。

おまけに、レースで縁取りしたモダンな水色のハンカチも持参してくれたので、妻の顔は柔らかいイチゴ大福を潰したような笑顔に変わった。

そんな皺くちゃな顔を作ることが出来る日常と、屈託がない笑いと常時聞こえる佇まいとが、今日から大きく広がることを願っている。

子どもの日

DSCF0783.jpg昨5月4日に、総務省は、日本の子どもの数の人口推計と、先月1日現在の子供の数とを発表した。

2022年4月1日現在における子どもの数(15歳未満人口)は、前年に比べ25万人少ない1465万人で、1982年から41年連続の減少となり、過去最少となっていた。

また、総人口に対する子供の割合は、1950年(35.4%)から73年連続して減少し、現在は11,7%になっている。

今更騒いでも、全く手遅れだが、1950年頃若手官僚が、口を揃えて少子現象が続かば、年金問題が起きると警告したが、国会議員や国民は、これに全く耳を貸さなかった。

その結果が顕在した今も未だ、事態を正確に把握できない国会議員と言う、貴族階級が多数いることには、只ただ驚くばかりだ。

でもまぁ、岸田さんが少子化対策を真面目に実行すると言っているので、協力せざるを得ないのだが、少子化現象は社会の経済格差が大きな要因であり、資本と経営と労働への均衡ある利益の分配を、抜本的に変えなければ、小手先ばかりの弥縫策では百年河清を待つに等しい。

さて、難しい話はこれまでとして、一昨3日に通所したディケアーの台所の壁に、通所者が手で小さく丸めた色紙を、台紙に貼って作った鯉のぼりが、貼ってあった。

出来栄えはお世辞にも素晴らしいとは言えないが、通所者が懸命に制作した世界に一つしかない貼り絵なのが、趣を出していた。

ところで、今日14時42分頃、石川県能登地方を震源とする地震があり、震度6強を観測したと報道各社が発表した。
  
地震の揺れについては、某TV局の放映で、地元の人が、昨年6月の地震よりも大きく、長い揺れを感じ、人生で一番大きい地震だったのではと、話していた。

本日17時30分現在で、死亡一人、建物の倒壊2棟の被害とのことで、これ以上の被害が無いことを祈るのみ。
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プロフィール

無陀仏(ムダブツ)

Author:無陀仏(ムダブツ)


  • 生年  1923年・癸亥
  • 生地  旭川市の中心部
  • 住所  札幌市の北東部
  • 家庭  糟糠の妻と二人
  • 晴天  老妻と巷を徘徊
  • 雨天  陋屋で専ら転寝
  • 通所  水曜日ディケア

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